VB-Report 11 は、Excel で帳票デザインを作成する帳票ツールです。Excel がデザイナとなるため、帳票ツール独自のデザイナ機能を習得する必要はなく、エンドユーザーが直接 Excel でレイアウトを変更することが可能です。なお、データの挿し込みや印刷やファイル出力などのデザイナ以外のコーディングは VB-Report 11 で行います。

Excel をデザイナとして様々な形式で帳票を出力

Excel で作成したデザインファイルを基に VB-Report 11 でデータ(セルの値や書式など)を設定し、付属のビューアでプレビューや印刷、 Excel/PDF 形式で帳票を出力することができます。

.NET 5 に対応New!

VB-Report 11 に収録の VB-Report 11.0 for .NET で新たに .NET 5 に対応したため、 Windows の他、Linux 上での動作が可能です。また、.NET Framework に対応の VB-Report 10.0 for .NET も収録しており、環境に合わせて使用可能です。

「VB-Report 11」の基本機能は以下の通りです。

Excel をデザイナとして帳票を出力

Excel をデザイナとしてプログラム上から値の挿し込みを行い、付属のビューアでプレビューや印刷、 Excel/PDF 形式で帳票の出力を行うことが可能です。

ビューアコントロール

作成した帳票は付属のビューアでクライアントアプリケーション(※)や Web アプリケーションでプレビューや印刷を行ったり、 Excel/PDF ファイルへ保存することができます。Web アプリケーション用のビューアでは SVG 形式の帳票ドキュメントに より 、 高品質 なプレビューや印刷を行うことが可能です。

※発売(2022.2.17)時点で .NET 5 対応の付属のビューアは Web アプリケーション用のみ収録。今後のアップデートにて Windows フォーム アプリや WPF アプリ用のビューアを追加予定。

画像を配置した帳票の出力が可能

Excel の図/オートシェイプ の設定に対応しており、電子印鑑やバーコードなどの画像をプログラム上や予めデザインファイルに設定し帳票を出力することが可能です。

専用のバーコードコンポーネントを付属

2 次元バーコードの QR コードをはじめ、主要な 1 次元バーコード、郵便カスタマバーコードを生成することが可能なバーコードコンポーネントを付属しており、VB-Report 11 ひとつでバーコードを付きの帳票を出力することが可能です。

Excel の主要な機能を帳票に設定可能

Excel の主要な機能や属性を帳票に設定し出力することが可能です。設定可能な機能について、詳しくは「対応する Excel 修飾機能」に一覧を記載しております。

異体字シーケンス(IVS)に対応New!

帳票出力時に異体字シーケンス(IVS)の扱いに対応しました。

PDF の暗号化レベルに対応New!

PDF 出力時のパスワード設定で暗号化レベル "AES 256bit" に対応しました。

VB-Report 11 は、開発環境ごとに次の 2 製品(バージョン)を収録した統合パッケージです。